シャネルについて改めて・・・。



シャネルとは?

エレガンスと革新の代名詞、シャネル(CHANEL)
帽子店から始まり、女性の装いを根本から変えたこのブランドは、100年以上にわたり、ファッション界の最前線を走り続けています。創業者の**ガブリエル・シャネル(通称ココ・シャネル)**が築いたスタイルは、ただの流行ではなく、一つの生き方を象徴するものとなりました。


シャネルの歩み:大胆な挑戦と変革の歴史

🔹 1. 革命の始まり 〜 帽子屋からモードの女王へ 〜

1909年、ガブリエル・シャネルはパリのカンボン通りに小さな帽子店を開店。   当時の女性のファッションは装飾が多く、窮屈なコルセットが主流。シャネルは「女性の自由」をファッションで表現する事を決意し、今なお人気のブランドの歩みがスタートします。

1913年、リゾート地ドーヴィルにブティックを開店し、伸縮性のあるジャージー素材を使ったドレスを発表。これは女性に「動きやすさ」と「シンプルな美しさ」をもたらし、上流階級の間で瞬く間に話題となりました。

1915年にはビアリッツにオートクチュールサロンを開設し、シャネルは本格的なブランドへと進化を遂げていきます。


🔹 2. シャネルが生んだ革新のデザインの数々

  • 1921年:「シャネル No.5」登場

    • 「女性のための女性が作った香水」をコンセプトに、複雑で洗練された香りを持つ香水を開発。マリリン・モンローが「寝る時はシャネルNo.5だけ」と語った逸話はあまりにも有名。

  • 1926年:「リトル・ブラック・ドレス」

    • 「喪服の色」とされていた黒を、エレガントなイブニングドレスへと昇華。これにより黒は「シック」の象徴へと変貌を遂げる。

  • 1930年代:ツイードスーツの誕生

    • 「着心地と洗練の両立」を目指し、男性の服に使われていたツイード素材を取り入れたスーツを開発。以降、シャネルスーツはキャリア女性の定番に。

🔹 3. 戦争による沈黙と復活への道のり

第二次世界大戦の影響で一時休業を余儀なくされたシャネル。しかし、1954年、70歳を迎えた彼女は再びファッション業界に戻ります。

そして翌年、「2.55」と呼ばれるキルティングバッグを発表。チェーンストラップを採用し、女性がハンズフリーで持ち運べるバッグを初めて生み出しました。機能性とエレガンスを兼ね備えたこのバッグは、今なお多くの人々に愛されています。

1983年にはカール・ラガーフェルドがアーティスティック・ディレクターに就任し、シャネルのクラシックなスタイルにモダンなエッセンスを加え、ブランドを再びトップへと押し上げました。


シャネルの象徴「ココマーク」の秘密

シャネルのロゴといえば、向かい合うダブルのCのマーク。これは単なるブランドロゴではなく、ココ・シャネルの精神を映し出したシンボルなんです

🔹 ココマークの由来はいくつかあります

  1. ガブリエル・シャネルのイニシャル

    • 「C」は**Coco(ココ)とChanel(シャネル)の頭文字を表すと言われている説。
  2. 歴史的なモチーフに着想を得た説

    • ココ・シャネルがよく訪れていたフランスのシャトー・ド・クレマト(Château de Crémat)の装飾にある文様が、現在のココマークに似ていることから、このデザインにインスピレーションを受けたという説。

  3. 「シンプルこそが究極の洗練」

    • シャネルが提唱した「無駄を削ぎ落とした美」を体現するロゴとして、今も変わらず世界中で愛され続けてる説。

シャネルがもたらした影響は

シャネルのデザインは単なるファッションではなく、「女性の生き方」そのものを変えた革命

  • パンツスタイルの普及

    • それまで「女性はスカート」という概念を覆し、女性が堂々とパンツを履ける社会を作った。

  • スポーツウェアの日常化

    • 伸縮性のある素材や動きやすいデザインを取り入れ、「快適さもファッションの一部」という概念を浸透させた。

  • シンプルこそがエレガンス

    • 飾りすぎない美しさを追求し、モダンな女性像を確立。これは現代のミニマリズムの流れにも通じる考え方。


そんなシャネルは新たなステージに。
2024年12月に発表された新たなアーティスティックディレクターに『ボッテガヴェネタ』を率いてた『マチュー・ブレイジー』を起用。2025年から活動との事で『新生シャネル』が待ち遠しいです。

シャネルはこちらから


いかがでしたでしょうか?
シャネルにも素晴らしい歴史とデザイナーの魂が宿っている
熱を感じる歴史。
今なお、女性が憧れ続ける理由の一端が分かった気がします。